2019年02月19日
「給食の歴史」について
こんばんは
今回の本は、「給食の歴史」 藤原 辰史 著 岩波新書 です。
「中日新聞の書評」や「週刊朝日」の書評に載っていたので、もう読まれた方もいるかも…。
ko-taro-は、本屋さんでいつものように新刊コーナーを物色していて見つけました。
『タイトル』からして、面白いに決まっている…。
即断即決で、購入しました。(優柔不断のko-taro-にとって珍しいことです…)
「給食」は、人それぞれに思い出や懐かしさがあると思います。
ko-taro-は、給食の思い出は「牛乳」が苦手でした。
なぜだかわかりません…?
なぜか牛乳が飲めずに、「少しだけでも、飲みましょうと…」
先生に言われて、給食の時間が過ぎても飲まされた記憶があります。
今の時代だとどうなんでしょう…?
アレルギーの問題もあるし、半強制的に飲まされることはないのだろうと思います。
おかげで、「牛乳」は飲めるようにはなりましたが、いまだに自らすすんで飲もうとは思いません。
そんな給食ですが、戦争や災害と全く無関係ではないことがこの本を読むとわかります。
そして、当時の政治状況や食料事情の影が見え隠れしています。
こどもの貧困とも無関係ではないことも…。
「給食」とは、誰もが体験して身近な存在でありながら、奥が深い、まったく不思議な存在です。
Posted by ko-taro- at
20:43
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2019年02月05日
「日本の歴史をよみなおす(全)」について
こんばんは
こんかいは、「日本の歴史をよみなおす(全)」 網野 善彦 著 ちくま学芸文庫 です。
(全)となっていいるのは、「日本の歴史をよみなおす」と「続 日本の歴史をよみなおす」 の2冊を1冊にまとめた文庫本だからです。
なので、読み切るのに時間がかかりました。
日本史について書かれている本数冊読んでいると、必ずこの著者の名前を目にします。
テレビなど、露出の多い磯田さんや本郷さんと全く違うタイプの著者です。
磯田さんや本郷さんは、武士を中心とした上から目線の歴史の著書ですが、この著者の本は下から目線の歴史の本です。
下から目線の歴史は、意外としたたかで、たくましく、そして、現代と通じる感覚をこの本を読んでいると味わうことができます。
お百姓さんと言うと、農民だとばかりko-taro-はこの本を読むまで思っていました。
どうも、お百姓さん=農民とは限らないらしいのです。
ちょっと難しいですが、詳しく知りたい方は、是非読んでみてください。
学校で習った歴史が、いかに薄っぺらいか実感できますョ。
Posted by ko-taro- at
22:04
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